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地域の復興と再生に向けて力強い政治を

 第17回清渓セミナー が、ちょうど1ヶ月前の衆院解散前夜から当日の11月14日(水)~16日(金)に行われました。今回のテーマは「地域の復興と再生に向けて力強い政治を」。
 初日の講座Ⅰは「陸前高田市の再生に向けて」講師:戸羽太・陸前高田市長。講座Ⅱは「『地の地域づくり』と自治体のあり方」講師:片山善博・元総務大臣。
 二日目の講座Ⅲは「高松丸亀町商店街再開発事業」講師:古川康造・丸亀町商店街振興組合理事長。講座Ⅳは「地域を錦に飾る政治活動の実践に学ぶ」コーディネート:福岡正行・白鴎大学教授、パネラー:澤崎義敬・富山県魚津市長、伊藤康志・宮城県大崎市長、大西倉雄・山口県長門市長 (パネラー全員が元青年団長)。講座Ⅴは「2012年解散、総選挙は…」講師:福岡正行・白鴎大学教授。
 三日目の講座Ⅵは「自治体首長のリーダーシップとは」講師:久住時男・新潟県見附市長と続きました。
 何れにせよ、この節目(パラダイムが変わった)の年に、今後の地方自治体・地域のあり方について、それぞれ熱弁をふるっていただきましたが、ここでは下記に論点キーワードと私のメモを列記させていただき報告と致します。

 Ⅰ. ①災害現場に消防車が来ているのにガソリンがどうして運べないのか(縦割りの弊害-自衛隊と経産省との連携ができないのか)? ②災害現場に農振解除ができなくて、どうして復興か? ③木1本切るのに、どうして6ヶ月もかかるのか?⇒文句を言って、やっと2週間で処理(現実にそぐわない法律時間というものがある) ④奇跡の1本松(1億5千万円)⇒寄付で再生しようということになった ⑤ノーマライゼーションという言葉が要らない街を目指して ⑥当事者の意見・相談があってしかるべき(和民=民間が公務員に教えたもの) ⑦観光立国と言っているけど、国内移動に「お金」がかかる国=日本 ⑧民間はビジネスに来て欲しい ⑨マスコミのワイドショー化(ジャーナリズムの風化) ⑩東北復興は、世界中から注目されている ⑪ルールのつくり方が、全て中央官僚のデスク上でつくられる ⑫「千年に一度」の予算執行になっていない

 Ⅱ. ①災害復興は復興国債でやればよかった(自由度の高い復興予算⇒官僚の巻き返し≒火事場泥棒増税) ②官僚排除内閣=鳩山内閣 ⇒官僚と戦う内閣=菅内閣 ⇒官僚に従う内閣=野田内閣 ③ISD条項(地方自治の手法が奪われる)PPT ④教育委員(教育行政に明るい人脈の違う人)⇒教育村でない人(且つ素人でない) ⑤出先機関改革 ⇒閣議決定(菅内閣)はしたが休眠状態 ⇒野田内閣は副官房長官に国交省の次官を入れてしまった ⇒市町村の首長に中央官僚が脅かしをかけて進ませない(潰している)、地域主権一括法も休眠状態 ⑥図書館はレファレンス(相談等)が真髄、行政は「官製ワーキングプア」を創る機関ではない ⑦地域経済は大幅な「輸入超過」⇒野菜(給食など地産地消)、木材は現地加工 ⑧公共事業や過疎対策事業の評価(土地代…他)⇒元請け→公共事業の上投げ→下請け ⑨知的財産権(OEM生産)⇒ブランド品(アパレルメーカー)の下請け=川上(企画・デザイン)、川下(宣伝・販売) ⑩地域の試験研究機関の活性化 ⇒頭の良い人たちに「動機づけ」する ⑪文化や芸術の地産地消 ⇒伝統芸能・創作芸術(地元の生産部門) ⑫教育行政の再生 ⇒教育委員会の人選(本来の仕事)←首長の人事権←議会の承認 ⑬企業誘致活動は考えもの

 Ⅲ. ①固定資産税の再評価 ②「札の辻」⇔役所の広場 ③「土地の所有と利用の分離」は「資本と経営の分離」でもある ④テナントミックス(業種の再編成)⇒廃業支援⇒オールウィン⇒合意形成 ⑤コミュニティーの存在こそが、再開発の成功には必須の条件であるのか間違いない ⑥商工会議所は総花的なので、連携は止めた ⑦4年で総ハンコ、12年は現行法との戦い ⑧再開発法110条の全員同意型 VS 111条(役所主導)、市の出資比率5%の「まちづくり会社」、地権者への配当8%、相続税は0 ⑨宅地を⇒農地にもう一度変える ⑩土地既得権⇒土地問題(真剣に活性化を考えると)⇒地権者問題に行き着く⇒解決してしまった ⑪中心市街地の移住者が居なくなった(駐車場の高騰など) ⑫5%で75%の経済⇒1988年の瀬戸大橋開通⇒固定資産税の7割減 ⑬地方自治体に税金を落とさない大型ショッピングモールの乱立 ⑭商店街は消費者ニーズにマッチしていない⇒売り上げが上がるイヴェントに依存⇒市民の持ち込みイヴェントが年間206本になっていった ⑮全国の再開発の失敗例を徹底的に分析 ⇒民間主導型の再開発事業 ⇒1千5百人の居住者を取り戻す⇔店舗業種の再編成 ⑯定期借地権(たて割りを排した制度利用)⇒補助金を投資として考えていただいた⇒国・県・市⇒都市回帰現象(車を捨てると月額7万円浮く)⇒優秀なお医者さん等の回帰 ⑰エリアマネジメントは、シェアするか?がキーワード

 Ⅳ. ①中山間地(エネルギー・資源の源泉)、水・米等は「お宝」 ②若い人たちの働く場所(地域)づくり ③震災インフラのコンクリートは必要、自主防災組織 ④何となく惰性でつくられたものは、淘汰されても良い ⑤ある一定程度の公共事業者は、機器の保持という概念から必要である ⑥中山間地の「週末だけでも共同生活する」ことの必要性 ⑦上勝町では、介護施設をとうとう廃止した ⑧コミュニティバスNPO等の競争意識等で、2~3路線が黒字化 ⑨二兎を追って二兎を得る大崎氏流改革(出るを制して入るを図る) ⑩「ないものねだり」から「あるもの探し」 ⑪鳴子の水⇒お米(地域で)⇒個人(バイヤー)2万4千円で1万8千円は農家へ ⑫九州からの交流人口が4割 ⑬高齢者ワンナイトステイ・サービス等 ⑭やまぐちの美しい里山・海づくり条例

 Ⅴ. 福岡氏は松下政経塾出身の野田総理の選挙応援にゼミ生を連れて応援した経験がおありで、今回の解散は事前に聞いていたとのこと。結果等、あとは皆さんご存知のとおりで、選挙結果はそれぞれの皆さんが、それぞれの立場で分析されればと考えます。私も分析中。
 Ⅵ. ①人事制度:失敗しなければ伸びない ②ソーシャルキャピタル(社会関係資本)の高い職員へ ③コミュニケーション力、プレゼンテーション力 ④市民の説明の前に職員への説明 ⑤プロフェッショナル:仕事を貴いものとして行く ⑥改善とイノベーション(新しいルールをつくる) ⑦ドーパミン的幸せ(お金や地位、経済的豊かさ→次から次へ続かない)⇒セロトニン的幸せ(人間に価値、人のため、充足感・幸福感→続く) ⑧自分を肯定的に味方に付ける能力(自分を愛せる力)⇒自立心、挑戦心が旺盛で、失敗や挫折を学習の機会と考える力がある(自分を信ずる力) ⑨オンリーワンのまち ⑩「共創教育」から「共創郷育」へ ⑪わくわく体験塾 ⑫「学校の応援団」づくり

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